アーロン・ガイエルは2007年から2011年までヤクルトに在籍した助っ人外国人選手。
2019年には、ヤクルト球団編成部とアドバイザリー契約を結び、アメリカでのスカウト活動をサポートしています。
また、2019年に行われたヤクルト球団設立50周年を記念したOBによるスペシャルマッチにも出場していました。
そんなガイエル選手ですが、ヤクルト在籍時から“魔将ガイエル”として、通常では考えられないようなプレー・成績を残し、今もヤクルトファンの記憶に残る人気の選手です。
この記事では魔将ガイエルの魔空間エピソードをまとめてみました。
“魔将ガイエル”の魔空間エピソード
魔将ガイエルのネタ元は、PRGラングリッサーシリーズの「魔将軍ガイエル」
当初はあまりにも死球が多かったため磁力を操っている説が囁かれていたが、その後は打撃時の不思議な打球によって超能力で空間を歪める「空間歪曲説」が有力に。
ガイエルが操る不思議な空間現象は、“魔空間”と呼ばれることに。
なんj掲示板では、今でもヤクルト戦でポテンヒットやポップフライでエラーが起きると魔空間発動といった書き込みがされる。
31年ぶりの1イニング2死球を記録
来日1年目のシーズンでは2位の高橋由信選手を7個上回る23死球で堂々のトップ。
同年8月1日の阪神戦では1イニング2死球という31年ぶりの珍記録を樹立。
死球だけでなく、四球も多く打率.245ながら出塁率は.381という記録を残す。
投手は普通に投げているのにストライクは入らないらしい。
同時にホームランも多かったのでそのスタイルはウォーキングベースボール(歩く野球)と言われている。
さらには始球式で当時FC東京の平山選手から死球を受け翌日のスポーツ紙に「死球式」との見出しを飾る。
本人いわく「死球もベースボールの一部」と言い放ち、当てられてもほとんど怒らない。
バッドを根元から折ってホームラン!通称ジャコビニ流星打法
来日1年目の4月29日に巨人の久保投手からバットを真っ二つに折りながらも魔空間を発動してホームランに。
折れたバットが同時にファーストを襲うヒットも多かったために、
様々な必殺技が登場する野球漫画「アストロ球団」で、あらかじめバットにヒビを入れてバットの破片とボールを見分けにくくする「ジャコビニ流星打法」とも言われている。
ちなみにバレンティン選手も過去にバットを折りながらホームランを打って話題になりました。
サイレントホームラン
魔空間の発動によって、ガイエルがホームランを打つと相手チームのファンだけでなくヤクルトファンすらも静まり返ってしまうケースも。
なんでも打球を見ているベンチ・選手・ファンの全てがファールだと確信しているため、スタンドに入った瞬間に呆気にとられているいるためと言われている。
魔空間発動の真骨頂!左ゴ本
古田選手の引退試合で魔将軍ガイエルが放った伝説の“左ゴ本”
フラフラっと打ち上がったレフトフライでしたが、魔空間発動によってレフトとショートが衝突。
打球はレフトをコロコロと転がりガイエルはその間にダイヤモンドを一周してランニングホームラン。
この時は打球の行方と同時にとんでもないスピードで駆け抜けるガイエルの姿に球場は騒然、魔将ワープと呼ばれた。
魔将ガイエルまとめ
上記で紹介した以外にも、魔空間の発動によって平凡なポップフライを名手がエラーしたり、平凡なゴロが選手の頭上を越えたり、投手がワイルドピッチを連発したりといったエピソードが多数ある。
当初はネット掲示板でだけ盛り上がっていましたが、左ゴ本のランニングホームランをきっかけに東スポやプロ野球ニュースといったメディアでも魔将ガイエルが特集されることとなった。
守備ではなんでもないフライを落球するといったシーンも目立ちましたが、これに関しては魔空間の制御に失敗したためと言われている。
ちなみに肩は強く2009年にはリーグ最多の12捕殺を記録した。
不振だった2008年シーズンには球団へ残留を希望する直筆の手紙を送り、大減俸で単年の残留。ヤクルトに対する愛のあるコメントが多くファンから愛されている助っ人外国人選手の一人である。
コメント