5月2日東京ドーム対巨人戦で山田哲人選手のホームランボールを子供から強奪したとして大炎上したあるTwitterユーザーがいました。

僕自身もリアルタイムでテレビ観戦していてそのシーンを見た時に「んっ!?」と思いましたが、案の定その後に大炎上してしまったみたいです。
その男性に対する誹謗中傷やプライバシー侵害が現在でも続いているということで、代理人弁護士がTwitterを通じて該当のシーンは強奪ではなく事実誤認があるとの声明を発表しました。
そのツイートには、該当シーンの動画と誹謗中傷やプライバシー侵害に対する法的措置を検討している旨も記載されていました。
その一連のツイートと動画がこちら。
5月2日の巨人-ヤクルト戦の6回表の山田哲人選手のホームランボールをあたかも「もっちー」氏が少年から奪い取ったかのように扱われて、誹謗・中傷され、プライバシー侵害までされている件について、「もっちー」氏の代理人として声明を出します。 pic.twitter.com/yTngfRo9fn
— なかがわもとみつ(中川素充) 弁護士& 和酒研鑽者 (@Motomitsu_N) May 8, 2023
ボールが来てからキャッチするまでの映像はこちらです。 pic.twitter.com/IKyo1BIuF7
— なかがわもとみつ(中川素充) 弁護士& 和酒研鑽者 (@Motomitsu_N) May 8, 2023
強奪だとか、横取りの問題なのか?
まず最初に言っておくと、例えホームランボールを強奪しようが、横取りしようが、今の時代誹謗中傷やプライバシーの侵害は大きな代償を払うことにもなるのでやめましょう。
その上で、今回公開された動画を見ると確かに山田哲人選手のホームランボールは最初に成人男性の手に当たって転がった後に、男性と子供が掴んだように見えます。
男性の代理人弁護士の声明に目を通すと、先にキャッチした(触れた)ので奪い取ったわけではないとあります。
ここは野球で起きた出来事なので、野球のルールで解釈するとあれはキャッチ(完全捕球)とは言えないでしょう。
公認野球規則2.15(捕球)では、捕球とは「手またはグラブでしっかりと受け止め、かつそれを確実につかむ行為」と記載されています。
ここでまた動画を確認てみましょう。
ボールが来てからキャッチするまでの映像はこちらです。 pic.twitter.com/IKyo1BIuF7
— なかがわもとみつ(中川素充) 弁護士& 和酒研鑽者 (@Motomitsu_N) May 8, 2023
これはエラーですね。
いや、強襲ホームランになるかもしれません(笑)
「ホームランボールは最初に手に触れた人の物である。」というルールがあれば、きっとこのホームランボールは男性のものになるんだろうと・・・。
ただ、Twitterで拡散されていた動画だと最初の手に触れた流れがカットされていて、最後の子供から奪い取っているように見える編集になっていた点には同情の余地があるような気もします。
このホームランボールが手に触れたのが、完全捕球(キャッチ)か否かの判断はプロ野球審判団にでもお任せするとして、「そこの問題なの?」と思ってしまいますね。
この2点に非難が殺到しているわけなので、この強奪か否かみたいな論点だとまた無駄に炎上してしまうだけのような気がします。
とは言え、ネット上の誹謗中傷やプライバシーの侵害は百害あって一利なしなのでやめましょう!
ホームランボールは誰のもの?
余談ですが、「じゃあ、ホームランボールは誰のもの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
厳密に言えば、ホームランボールの所有権は主催側のチームになります。
つまり、今回のケースは東京ドームで開催された巨人主催試合なので巨人に所有権があります。
ただ、現実ではホームランボールを取った人がそのまま持ち帰ることができます。
そのホームランボールが打った選手の記録や記念に関するボールだった場合は、球団側からサイン入りグッズなどとの交換を打診されることもあります。
それにしても、山田選手×東京ドームホームラン×最前列は事件が起こりますね・・・。

